シミュレーションゴルフは練習にならない?上手くなる効果的な活用方法を解説

シミュレーションゴルフでよいスコアが出たのに、実際にラウンドに出たらいいスコアが記録できないという方も少なくありません。ここでは、シミュレーションゴルフの結果をリアルのラウンドで反映させるための練習のコツを紹介します。

シミュレーションゴルフが練習にならないと言われる理由

シミュレーションゴルフは練習にならない?

シミュレーションゴルフが練習にならないと言われる理由は、実際とのラウンドとの違いがあります。それらの特性についてみてみましょう。

ラフが違う

ティーショットやフェアウェイと比べ、ラフからのショットは飛距離が10%ほど変わることも少なくありません。夏になるとラフが深くなるため飛距離に大きな影響が出ます。シミュレーションゴルフではきれいな人工芝から安定して打てるため、ラフでの打ち方については別途練習しましょう。

傾斜がある

実際にラウンドを回ると平らなところで打てることはほとんどありません。最近ではシミュレーションゴルフでも傾斜がつけられますが、自然の中には急傾斜に加え、深いラフも絡む難しいコースです。

歩かない

実際ラウンドを回り始めると、1ラウンドあたり少なくとも7,000歩ほど歩くと言われています。特に初心者のうちは左右にボールが曲がることも多く、1万歩を超えることも珍しくありません。坂を上がったり下がったりすることもあり下半身に疲労が溜まるので、ラウンドの後半になるほどスコアを崩す方もいるでしょう。
シミュレーションゴルフでは安定するのにラウンドでは波がある場合、疲労によるスイングの崩れが影響しているかもしれません。

実測値と飛距離が違う

シミュレーションゴルフの飛距離は実測値と少なからず違いがあります。ゴルフ場の標高や風などの気象条件、アップダウンなどの環境に依存することも少なくありません。そのため、ラウンドで微妙に飛距離のずれを感じる点を考慮しておきましょう。

シミュレーションゴルフで上手くなるコツ【クラブ別】

シミュレーションゴルフは練習にならない?

シミュレーションゴルフで上手くなるために効果的な練習方法を紹介します。

ドライバー

シミュレーションゴルフでのドライバーの練習は非常に効果的です。基本的に、ティーショットは傾斜もなくティーアップするため、シミュレーションと本番で大きく環境が異なることはありません。強いて言えば、池や谷、OBやフェアウェイの範囲の狭さなどの情報によるメンタルへの影響が考えられます。

アイアン

アイアンショットはラウンドとシミュレーションで大きく異なる場合があります。例えば、ショートホールの1打目やフェアウェイからのショットは参考になりますが、ラフや傾斜での練習は難しいです。このような環境のセカンドショットは実践で練習を積むとよいでしょう。

アプローチ

シミュレーションゴルフで一番効果的な練習がアプローチです。グリーンから50ヤード以内の距離で、バンカーや池越えを狙ってふわっと打ち上げるアプローチや木が邪魔なときに低い弾道でのアプローチなど、狙ったショットができるように練習しましょう。

パター

パターの感覚はラウンドとシミュレーションで違うという方も少なくありません。その理由は、傾斜や芝の順目・逆目の読みが難しいからです。シミュレーションゴルフでは傾斜を案内してくれますが、本番との違いを理解しておくとよいでしょう。

シミュレーションゴルフで上手くなるコツ【取り組み編】

シミュレーションゴルフは練習にならない?

シミュレーションゴルフをプレーしたあと、どのようにすると上手くなるでしょうか?ここでは上手くなるための効果的な取り組みについて紹介します。

自分のプレーを振り返る

シミュレーションゴルフではアプリと連携してプレーの記録ができます。自分のプレーの課題を洗い出し、改善するための練習をしましょう。

課題に沿った練習をする

課題を洗い出したら同じコースやシチュエーションに合わせて何度も練習しましょう。例えば、ドライバーでスライスする癖があるならスイングの動きの分析や改善をしたり、前足下がりの傾斜からまっすぐ打てないなら傾斜にしたりと、同じ条件で何度も練習ことが大切です。

まとめ

シミュレーションゴルフでは練習にならないと感じる方に向け、効果的な練習方法を紹介しました。

実は、シミュレーションゴルフで効果的な練習とそうでない練習があるため、正しいやり方をしたら上手くなる可能性は高いです。シミュレーションゴルフで練習して10打ほどスコアを縮めたという方も見受けられます。

シミュレーションゴルフを正しく活用し、次のラウンドではよりよいスコアを目指しましょう。メリット・デメリットを知りたい方は以下のページをご覧ください。